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書斎にグリーンを

書斎にグリーンを

インドアプランツでワンランク上の書斎空間に

グリーンは、いまやインテリアの仕上げには欠かせない存在です。
イメージに合ったグリーンが所定の位置におさまったときにはじめて、
お部屋はいきいきとしはじめるように感じます。
書斎では、なにかに熱中していてふと目をあげたとき、グリーンは目と心をほぐしてくれる、
やさしい存在となってくれることでしょう。こだわりのインテリアでまとめた書斎には、
是非、そのイメージに合うグリーンを選びたいもの。文具や小物と同様に、じっくり選ぶプロセスも楽しいものです。

書斎のテイスト別 おすすめグリーン

モダンな空間には、印象的なフォルムの植物を。

熱帯や亜熱帯原産の品種が多い観葉植物には、日本の自然ではあまり見かけない、
印象的なフォルムや色をした植物がいろいろあります。

たとえば、ザミオクルカス ザミーフォリアは、シダのような形をした、
肉厚で光沢のある葉が、むくむくと立ち上がっている姿をしていて、
まるでオブジェのようです。
植物自体は、あまり背が高くならないので、写真のように、背の高い鉢カバーに合わせると、独特のフォルムが活きてきて、狭い空間でも印象的に演出することができます。


【ザミオクルカス】

大きな空間には、明るいイメージのグリーンを。

少し広めの書斎をお持ちなら、1.5m前後の高さのグリーンが有効です。 このような大きなサイズのグリーンを選ぶ際には、明るいイメージのものを選ぶと、お部屋をゆったりとしたイメージに仕上げることができます。「明るいイメージのグリーン」とは、たとえば、南国のリゾートをイメージさせてくれるヤシなどが代表的です。
この他にも、フィカス ウンベラータと いう植物は、大きくて明るいグリーンの葉が特徴の品種。 部屋を、明るく柔らかなイメージに演出してくれます。観葉植物として昔からポピュラーな、ゴムの木の仲間なのですが、普通のゴムの木と違い、この木は、幹が細く、やわらかいイメージの樹形に育っていきます。


【フィカス ウンベラータ】


【フィカス ウンベラータ】

どんな空間にもよく合うのは、コンパクトなグリーン。

どんな空間にもよく合う植物をお探しなら、シマトネリコやベンジャミンといった品種がおすすめです。 特に最近人気のシマトネリコは、高さ1.5mくらいのものから、40cmとか70cmなどの低いサイズのものまで、多様なサイズで売られていますが、どのサイズでも、繊細なこの樹木の特徴がよく出ているのが人気の理由でもあります。 スペースにあったサイズを探して、本棚の脇や、コーナー部分など、ちょっとしたスペースをグリーンで演出したいときにおすすめです。


【シマネトリコ】

モダン和風やアジアンテイストにマッチする品種も。

モダン和風やアジアンテイストのお部屋にマッチするグリーンをお探しなら、クワズイモがおすすめです。ぐっと曲がった茎と大きな葉が、アジアンテイストの空間に良く合うので、エスニックの店などで見かけたことがあるかもしれません。

ちなみに、「クワズイモ」という名前は、地上部はサトイモと良く似ているのに、根の部分には毒があって食べられないことからきていると、いわれています。


【クワズイモ】

デスクに合う観葉植物

さて、今まで紹介していたのは、お部屋の床に置くサイズの観葉植物。書斎のメイン空間ともいえるデスクにもぜひ、グリーンを置いてみたいものです。

デスクの上でも育てることのできる小さなサイズで、日当たりがあまり期待できないスペースでも、比較的良く育ってくれる品種を5種類、ピックアップしてみました。

【セイヨウタマシダ(ネフロプレス)】

日陰によく生えているシダの仲間ですが、セイヨウからやってきた品種です。写真のようにモダンな鉢と合わせると、シンプルに楽しむことができます。

このシダの仲間は、品種改良がよく進み、様々な形状のものが登場して売られていますので、微妙な違いを観察して、ご自分のお好みに合う品種を選んでみるのも楽しいものです。

【サラセニア】

食虫植物というと、日本では子供が楽しむ植物のようなイメージがありますがヨーロッパでは、おしゃれな店舗のディスプレイに使われていたり、おとなのシックな空間にしばしば登場する植物です。専門のナーサリー(育種会社)もあって、ガーデンショーなどでは、多くの男性が熱心に品定めをしています。

食虫植物と一口にいっても、様々な品種があり、写真は、サラセニア プルプレアという品種。また、通常の鉢植えでしたら、普通の植物と同様、水と光さえあれば、生長していきます。自然界における食虫植物は、土の栄養分の少ない環境で生育しているので、足りない栄養分を、虫や小動物から得ているのです。

【オーストラリアビーンズ(ジャックと豆の木)】

大きな豆が二つに割れて芽を出した様子から、「ジャックと豆の木」という愛称で売られていますが、別名はオーストラリアビーンズといいます。徐々に大きな鉢に植え替えて、上手に育てれば、床置き用のサイズとして楽しむこともできます。
このサイズに育つころには、さすがに根元の豆は消えてしまっていて、かわいいイメージはなくなってしまうのですが、きれいなグリーンをした、どんな空間にも似合う植物になります。

【サンセベリア】

数年前、「マイナスイオンを発生し、空気を浄化してくれる」ということで、ブームになったのがこの、サンセベリアです。
ご存知でしたか?あの頃に比べると、洗練された色や形の新種が増えてきていて、お部屋のイメージに合わせて葉の色や形を選ぶことができます。

ところでこの植物、本当に、マイナスイオンを発生させるのでしょうか?答えは、「イエス」。しかしこれに限らず、他の品種でも、同じぐらいマイナスイオンを発生させるものがいろいろあるということも事実です。

【ガジュマル】

沖縄では、キジムナーが住むといわれるガジュマル。自生地では、樹高20mにもなるものもあり、多くの気根が絡まり合い、くねくねと曲がった幹には、いかにも何かがひそんでいそうな雰囲気を漂わせています。

ここにあげたほかの植物に比べると、日当たりを好み、水もきちんとあげなければいけないなど、手入れは面倒な品種です。
でも、きちんと手入れをしてあげれば、それに応えてすくすくと育ってくれることは間違いありません。仕事の手を休め、机の上の小さな沖縄に、しばし思いを馳せてみるというのも良いものですね。

水やりの基本

植物が生育するために必要なもの、それは、日光・土・水です。なかでも、日々の水やりは、鉢植えの植物にとっての死活問題。基本をしっかりとおさえて、グリーンとの長い付き合いを楽しみたいものです。

水やりの基本はまず、「土が完全に乾いたら、たっぷりとあげる」ということ。慣れないうちは、土に指を差し入れてみて土の乾燥具合を確かめ、乾燥していたらたっぷりと水をあげ、受け皿や鉢カバーにたまった水はきちんと捨てます。

植物の枝葉を支えているのは、地下に張っている根です。ですから、根がしっかりと張っていることが枝葉の生長をささえています。
根は、基本的に水を求めて伸びていく性質がありますから、常に湿った状態に置かれていると、あまり伸びていこうとしません。
反対に、乾いた状態に置かれている根は、もっと遠くにあるであろう水を求めて、長く伸びていこうとします。鉢植えの場合は、この性質を利用して、土の状態を、「乾燥」→「湿潤」→「乾燥」と、交互に繰り返すことで、根の成長を促してゆくのです。

観葉植物に使われる様々な土

観葉植物売り場では、一般的な土で育てたものと、特殊な土を使い、水耕栽培で育てたものが売られていることがあります。それぞれの育て方に違いがありますので、よく流通している3種類の土について、それぞれの土の特徴や、その後の手入れのしかたを知り、ご自分の書斎に合った植物を手に入れる際の参考にしてください。

【培養土】

最も一般的なものが培養土で育てられている観葉植物で、樹種やサイズも豊富に出回っています。
培養土とは、赤玉土や腐葉土などをその植物に合った比率でブレンドした土のことです。その植物が育ちやすい条件を考慮して、プロがブレンドした土で育てられていますから、条件の合う場所におき、水やりにさえ気を使えば、簡単に育てることができます。

ただしデメリットもあり、それは、室内に槌が持ち込まれてしまうということです。たとえば、アレルギーをお持ちの方が、反応を起こしやすくなってしまったり、土の中に産みつけられていた卵がかえってしまい、害虫が発生してしまう可能性などが考えられます。

【ハイドロカルチャー】

ハイドロカルチャーとは、土の代わりに、「ハイドロボール」もしくは「レカトン」と呼ばれる資材を使った水耕栽培の方法です。
ハイドロボールとは、粘土を粒状にして1200度の高温で焼成発泡させたもので、素焼きの粒のような形状をしており、適度な水分と空気を保持してくれます。

通常の培養土との違いは、粘土を焼成したものなので、土が原因となる病害虫の心配がないということ。
これが、室内用の観葉植物に使われている最大の理由でもあります。もうひとつの違いは、水をためて育てる水耕栽培ということ。
底穴の無い鉢を使うので、鉢の外に水が流れ出る心配がなく、通常の植木鉢ではない、花瓶やしゃれた缶など、器の選択肢が増えます。

ハイドロカルチャーで難しいのは、水の管理。たっぷりの水を長期間ためすぎていて水を腐らせてしまったり、根ぐされというトラブルを起こしてしまうことがよくあります。土植えの場合には「乾いたらたっぷり」が基本ですが、ハイドロカルチャーの場合は容器の底にためる水の量を適正な水位にしておくことが重要です。適正な水位とは、器の高さの1/4~1/5程度の水のこと。前の水が完全に無くなってから、水のない期間を1~2日設けて、再び同量の水を与えるというのが、上手に育てるコツです。

とはいえ、「どうやって水位を確かめればよいのだろう?」と思われた方、ご安心ください。ハイドロカルチャー売り場には、たいてい、専用の水位計が売られています。植物購入の際に水位計がついているものを選ぶか、容器に合わせて水位計を選び、セットすればOKです。

【セラミス】

セラミスとは、ドイツ生まれの顆粒状粘土で、先ほどのハイドロカルチャーと同様の性質をもっています。
唯一の違いは、ハイドロカルチャーは根っこについている培養を完全に洗い流して、水だけで育てる方法ですが、セラミスは、もともと植物の根に絡んでいる培養土をそのまま使って育てる、培養土と水耕栽培をミックスしたスタイルをとっているということです。

どうしても育ててみたい植物があるのだけれど、土を室内に持ち込みたくないという方におすすめなのが、この、セラミスを使って植え替えるという方法。多孔質の粒が水を吸収・保持し、適度な通気性を保ってくれるので、土がなくても簡単に育てることができます。

これも、ハイドロカルチャーと同様、専用の水位計を鉢に設置し、水の量を適正に管理することが、ポイントです。


                 

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店長・小島 写真 店長の小島です。
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